タマチョレイタケ目・タマチョレイタケ科・シロアミタケ属
Trametes orientalis
通勤路でキノコが期待できるスポットを発見したので、下見のついでに多孔菌を4種類採取した。エリマキツチグリをあったが採取しなかった。竹林もあるし、森もあるしでかなり期待できそう。
雑木林を歩いているとよく見かける普通種。広葉樹に側着生し、全体的に灰色がかっていて薄ければクジラタケと同定して問題ないかもしれない。ただ、似たような形状で全体が褐色のホウロクタケという種があるので注意したいところ。
ちなみに、臭いは雨で濡れた靴下の臭いをマイルドにした感じ。乾燥するとサーターアンダギーの油の臭いになる。
各部位を観察する
カサ
- 白色と茶色の環紋を白く滲ませたような色をしている。
- 側着生で無毛、縁が比較的厚い(鈍縁)。
管孔
- 管孔で微細(2個/㎜)。管孔長3㎜、縁に寄るにつれて薄くなっていく。
断面
- コルク質。保水すると革質のように柔らかくなる。