ハラタケ目・モエギタケ科・スギタケ属
Pholiota microspora
雪がしんしんと降り積もる中、篠山の白髪岳~火とぼし山を縦走していると、広葉樹の丸太に季節外れのキノコの束生を発見。まさかこんな人里近い場所でナメコに出会えるとは思わず、手を汚したくなかったので枯れた老菌を撮影して終了。ナメコって分かってたら触ってたのに…
ナメコの粘液はゼラチン質らしく、手触りはベタベタではなくズルズルといった滑らかな粘性のようだ。発生ポイントは分かったので、機会があれば再度訪れたい。
不安要素なのは、ツバがあるらしいが写真からでは確認できなかったこと、断面は中空だったけどネットの中では中実と記載されているものもあること(大半は無記載)。
各部位を観察する
カサ
- 饅頭型で厚い粘液に覆われている。
- 繊維模様。縁はクリーム色で中央部ほど色が濃くなり黄褐色となる。
ヒダ・柄
- ヒダ:淡い褐色で密。はじめは淡い黄色とのこと。
- 柄:白色で繊維質。古い株だったからか柄に粘性・ツバがない。
断面
- 湾状の直生で中空。肉ははじめは白色でしだいに黒ずむ。