ハラタケ目・フウセンタケ科・フウセンタケ属
Cortinarius sp.
緑地の遊歩道沿いにある桜の植樹帯に密集して群生していた。カサ色が褐色で、ヒダや柄が紫色を帯びているフウセンタケ属。形状から判断するとカワムラフウセンタケじゃないか?と早合点してしまいそうだが、傷つけても柄やヒダが濃紫色に変色しなかった。もしかたら見落としていたかもしれない。その点確認したはずだが写真に残していなかったので、次回採取したときの宿題にしておこう。
カワムラフウセンタケとの判別方法
カワムラフウセンタケは、傷つけると濃紫色に変色する!
各部位を観察する
カサ
- 径5.5~6.5㎝、まんじゅう形~殆ど偏平に開く。
- 中央が濃いめの褐色、外側ほど淡くなり縁は黄土色。≠紫色
- 繊維模様で、やや強い粘性を持つ。
ヒダ
- 上生~離生で密。ヒダ幅3㎜<カサ肉幅5㎜。ヒダ形は並行形。
- ラベンダーのち色褪せるように茶色みを帯びる。
柄
- 全長3.5~5.8㎝×1.4~2.1㎝、繊維状。球根形だが全体的に太く短いの分かりにくい。
- 淡薄藤色で濡れるともづ色になる。弱いが粘性がある。
- 白いクモの巣状のツバを持つ。
- 中実のち中空?カサ肉は白色、柄肉は半色。
毒・におい・味など
- におい:一般的な臭い
- 味:無味