採取したチチアワタケ、毒はないと言うので食べようと思った。
秋深まる公園でアミタケを食べようと散策したものの見つからず、代わりにチチアワタケが沢山生えていた。
秋の味覚、針葉樹イグチの御三家「アミタケ」「ヌメリイグチ」「チチアワタケ」の1つなのだが、人によって下痢になってしまう様だ。ま、「食菌」と記載されるからには食べてみなきゃ損々。
ということで、
いざ実食!と威勢を張りながらケンタッキー食べた後だったので、咀嚼だけにしておいた。
まずは虫を取り除くために塩水に浸水。ある程度放置した後、「表皮と管孔が繊維質で下痢になる」という情報を手に入れたので剝ごうとしたのだが...
正直チチアワタケを舐めていました(突然の敬語)。粘液なんて表面に纏っているだけと高を括っていたのだが、押しつぶすと管孔から粘液が出るわ出るわ!あっという間にローションきのこに。
とうぜん表皮剥がれないし管孔も分離できない。というか、管孔とのつなぎ目が強靭すぎて剥げない。
さっと茹でたら剝きやすくなんじゃないかと湯煎してみた。管孔面の黄色の色素が染み出て粘り気を持ち始める。が、むしろ逆効果で強くなる始末。
繊維質じゃなくてこのぬめぬめが消化できないで下痢になるんじゃないか?
結局分離は断念してぱくり、肉質は歯ごたえがあって〇。香りは甘くて食欲がそそるけど、味は残念ながら感じられない。
諺で「香りまつたけ味しめじ」ってのがあるけど、こんな感じなのかなぁ。
まとめ
食感は弾力があっていいけど下痢は御免だから食べることはないかな。