ハラタケ目・モエギタケ科・モエギタケ属
Stropharia aeruginosa
日陰で小川沿いという水分を豊富に含んだ地面に発生していた。緑色のカサに薄暗い紫色のヒダと如何にも有毒な外観をしているが、有毒とも可食とも報告がある結局どっちなのか分からないキノコ。
最後の写真は被写体の傘下に生えていたキノコ。モエギタケの幼菌なのだろうか?全体的に白色だが、柄上部が茶色である。成菌には見られない特徴だが、成長につれ脱色してしまうのだろうか。
各部位を観察する
カサ
- 緑色〜黄色。粘液を纏っているが、消失しやすく退色する。
- 白色の鱗片を持っている。
- 縁には白色で綿状の鱗片(つばの名残り)が残る。
ヒダ
- 直生で密。初めは白色だが、のちに胞子の紫褐色に変色していく。
柄
- 白色。脆く崩れやすい膜質のツバを持つ。
- ツバを境に上部は条線模様で、下部は綿毛状の鱗片を持ち緑色がかる。
- 基部に白色の菌糸束を纏っている。
幼菌?
- カサが白色で、柄の上部が褐色である。
- 朽木から発生しているので腐生菌だと分かる。