ベニタケ属

ベニタケ目・ベニタケ科・ベニタケ属

Russula sp.

自信度★★★★☆　2023年06月04日撮影

　6月上旬、苔の生えた地面に散生していた。カサが放射状に裂け、全体的に肉厚でガッシリしていることが特徴のベニタケ。ベニタケの仲間なのは簡単にわかったが同定には至らなかった。柄に淡いピンク色を纏っているのでヤブレベニタケやニオイベニハツなどが考えたが、カサの縁やヒダの縁が赤色に縁どられていないため別種とした。

 

各部位を観察する

 

カサ

• 径6㎝、まんじゅう形のち放射状に裂けながら平らに開く。
• 濃いピンク色で、古くなると色褪せていく。
• 粘性あり。
• 無味。乾燥させるとパン粉の臭い。

ヒダ

• 離生でやや密。ヒダ幅は0.8㎝、白色。厚め。
• 分岐あり。連絡脈あり。

柄

• 柄7㎝×1.5㎝、太くてしっかりとしている。
• 表面は淡いピンク色～白色でツルツルしている。
• 中実。海綿状を経て中空になる。