タマチョレイタケ目・タマチョレイタケ科・シロアミタケ属
Trametes versicolor
旬は春から秋にかけて発生するキノコ。冬にも発生報告がある。よく見かけるキノコ。
カワラタケの近縁種に「アラゲカワラタケ」というキノコがある。名前的に「毛がある=アラゲ」だと思ってしまうが、カワラタケにも毛がある。通常、カワラタケが暗色系の環紋であるのに対し、アラゲカワラタケは白色~キツネ色の明色系の環紋を持つので見分けがつきやすい。が、ネットで調べるとかなり似通った個体もあるので、油断はできない。
カワラタケとアラゲカワラタケの見分け方
- カサの色
- カワラタケ:黒色や褐色など暗色系の環紋
- アラゲカワラタケ:白色~キツネ色など明色系の環紋
- 管孔
- カワラ:小さめ(3~5個/㎜)。
- アラゲ:大きめ(3~4個/㎜)。ときに微鋸歯縁になる。
- 厚み
- カワラ:1~3mm。
- アラゲ:2~8mm。
各部位を観察する
カサ
- 暗色系の環紋模様で、全体に微毛が生えている。
- 縁周辺が白色。
管孔
- 白色で、微細で円形。