テングノメシガイ目・テングノメシガイ科・テングノメシガイ属
Trichoglossum sp.
初撮影は2023年の6月中旬、竹が生い茂る林内で広葉樹の落枝に束生して発生していた。先月記録したカバイロテングノメシガイと同じく全体が黒色で、頭部と柄を明確に区別できるのでテングノメシガイ属であることは間違いない。
その中でも頭部が球形で、全身に剛毛を纏っている個体は「アミガサタケ・チャワンタケ識別ガイド」に記載されているテングノメシガイで間違いないだろう!と思ったのだが、、、どうやら地面から発生するらしいので別種であることが判明してしまった。
ちなみに白色の毛を纏っているものがあるが、本種の特徴ではなく寄生菌のようだ。(Papulaspora sp. no.1)
各部位を観察する
頭部
- 径0.5㎝、球形で窪みはないか、あっても浅い。
- 黒色で剛毛を纏っている。
柄
- 全長2㎝×0.1㎝、円柱形で中実。上下同径だが、太さは個体よって幅がある。
- 黒色で剛毛を纏っている。