ビョウタケ目・ズキンタケ科・ズキンタケ属
Leotia rutilans
ツバキ樹下の湿潤で土壌が露出した地面に密生していた。ぷっくりと膨れた頭部とプルプルしたゼラチン質はズキンタケの特徴であり、その中でも赤色を帯びているのはアカズキンタケしか確認されていないはずなので同定してしまってもいいだろう。
手持ちの図鑑と比較してサイズが約1/3倍とかなり小型なのが気になるが、なかなかレアな種らしく現時点(24/01)のGoogle検索では12件、投稿も3件しか確認できなかった。
各部位を観察する
頭部
- 径5~6㎜、平たいまんじゅう形で不規則なコブがある。
- 栗皮茶色で、表皮は脆く剥がれやすい。
- ゼラチン質でぷるぷるして弾力がある。
柄・断面
- 全長9㎜×幅4㎜。円柱状~偏平状、上下同径。
- 煙草色~唐茶色で、全身が毛のような鱗片に覆われている。
- 断面は中実でしっかりとしていて柔軟である。
毒・におい・味など
- におい:刺激臭で酸っぱい。
- 味:無味