ハラタケ目・テングタケ科・テングタケ属
Amanita sp.
7月上旬、近所の緑地に散生~群生していた。同定候補として「ヒダや肉が赤褐色に変色する」ガンタケが挙げられるが、カサの色は赤みを帯びず成長とともに脱色していくように見える点、ツバや上部のだんだら模様が黄白色である点、離生ではなく離生状の垂生である点がネックとなり確信が持てなかった。ツバやだんだら模様に関しては記録に取っていなかったので元々の色なのか分からない。
各部位を観察する
カサ
- 径4~6㎝、半球形のち平らに開く。
- 帯褐色のち脱色する。
- 淡色で膜状のイボを持つ。
ヒダ
- 離生~湾生でやや密。ヒダ幅は0.5㎝、白色。
- 胞子紋は白色。
- 古くなったり傷つくと赤褐色に変色する。
柄
- 全長6~10㎝×1~2㎝、球根状~上下同径。
- 白→黄白色で膜質のツバを持つ。
- ツバから上部は黄白色のだんだら模様がある。
- ツバより下部は繊維質で白色~やや赤褐色を帯びる。基部に向かい濃色。
- ツボは確認できず。
- 中実のち中空。白色→赤褐色。