タマチョレイタケ目・ツガサルノコシカケ科・ツガサルノコシカケ属
Fomitopsis pinicola
通年で、針葉樹まれに広葉樹に発生する普通種、山に登れば大概発見できる。手触りや見た目から特徴的なのだが、表現に難しい(ボキャブラリーが乏しいだけ)。ニス状の光沢を持つのだが、表面を覆う殻皮が光を吸収しているのか、色味に深みがある印象を持っている。そして何より、表面の色が柄部から黒色に変色していくのが最大の特徴だろう。
また、最適な繁殖条件を整えるために木材内の余計な水分を排出する特性があり、水滴を付けていることが多いらしい。
各部位を観察する
カサ
- オレンジ色で、縁は鈍縁で黄白色。
- ゴツゴツしており、厚みがある。
- 表皮は柔らかく、コルクのような弾力がある。
- 古くなると木材側から黒く変色していく。
断面
- 肉厚で管孔面は薄くコルク質である。
管孔
- 微細な管孔