私、きのこんふぉ。

A blog about my mushrooms collection

チャツムタケ

ハラタケ目・モエギタケ科・チャツムタケ属

Gymnopilus picreus

自信度★★★★★ 2023年06月13日撮影

 初撮影は6月中旬、竹林に囲まれた環境で腐朽した松の倒木に群生していた。全体が橙褐色でヒダが黄色と平凡な見た目通り、ごく普通に見つけることができるらしい。吸水性があり、乾燥すると表面が淡黄土色に変化するため、似た特徴を持つナラタケなどと混合しないように注意したい。
 苦味があるのが特徴。確かに苦い、ニガクリタケよりも強く苦味を感じた。シロシビン類の毒成分を含むそうだ。

各部位を観察する

カサ

  • 径2㎝、まんじゅう形のち殆ど平らに開く。
  • 湿時、橙褐色で無毛平滑。⇄乾燥時、淡黄色。
  • 平らに開くと縁側の肉が薄くなり、条線が浮き出る。

ヒダ

  • 直生で密。ヒダ幅は0.3㎝、黄色。
  • 胞子紋はさび褐色。

  • 全長5㎝×0.6㎝、上下同径。表面は橙褐色でカサと同色。
  • 中空でもろい。繊維質で乾燥すると浮き出る。
  • 基部にねっとりとした菌糸を纏っている。

フォトギャラリー

自信度★★★★★ 2023年10月21日撮影
  • 採取場所:’23.10.21、緑地内の雑木林、アカマツの丸太、群生
  • カサ:径2.6㎝、吸水性、橙褐色~飴色~クリームイエロー色、湿時やや透けて条線、縁が鋸状
  • ヒダ:密、中ヒダ小ヒダが多く大ヒダの間隔は3㎜程度、湾生状直生、黄色、ヒダ幅5㎜
  • 柄:上部小麦色・下部さび色・基部菌糸体、微細な毛、上下同径で細長い、全長2~7㎝×2~3㎜、中空
  • 他:キノコ臭、苦い?