ハラタケ目・ハラタケ科・ホコリタケ属
Lycoperdon sp.
全体が真っ白で、突起物もトゲよりイボ状という分かりやすい特徴を持っているのに、調べても分からないホコリタケ。大阪市立自然史博物館に写真を送付したのだが、解決には至らなかった。
外見上ホコリタケよりもオニフスベのようだが、サイズは小型で成熟すると胞子を噴出する孔が開くというホコリタケと同じ特徴を持っている。
立地も重要なポイントだと考えている。西側以外高い塀に囲まれていて奥まった場所にあるので、大半が日陰で湿潤な地面といった環境にある。
各部位を観察する
カサ
- 白色で突起物は見当たらない。が、側面に確認できるので雨風で剥がれた可能性高い？
- 不規則なひび割れがあり、外皮と内皮が同色であることが確認できる。
無性基部
- 無性基部はあるが、比較的短く下部ほど狭まる。
- 肉は頭部と無性基部で分かれているが、後者の方が密といった印象を受ける。
老菌
- 成熟すると表面は黄褐色に変色し、頂部に孔が開く。
- 肉は黄色～暗褐色となり、はんぺん質から粉状胞子塊となる。
