ハラタケ目・タマバリタケ科・ナラタケ属
Armillaria tabescens
夏から秋にかけて、広葉樹ときに針葉樹の切り株に発生するキノコ。切り株と地面から大発生している光景は圧巻で、半年たった今でも鮮明に覚えている(誇張)。キノコ同定に本腰を入れる前に撮影したためカサ裏や断面の写真はないが、カサの特徴から見てナラタケモドキで間違いないでしょう。
カサは成長ともに拡張・変化していく。はじめは柄の長さに対して不釣り合いなほど小径だが、成長すると倍以上の大きさとなる。表面の模様も、初めは全体にささくれ状の鱗片を纏っているが、成長とともに薄れていき中央部に名残りをとどめるだけとなる。
各部位を観察する
カサ
- カサはキツネ色で繊維状。
- 中央部に鱗片があり、周囲には長い条線が確認できる。
ヒダ
- 垂生で疎。カサの色に白色を混ぜたような色。
柄
- 粗い繊維状で白色~黄土色。