ハラタケ目・モエギタケ科・クリタケ属
Hypholoma fasciculare
針葉樹・広葉樹の枯木に束生して発生するキノコ。通年らしいがあまり見かけない。ニガクリタケは非常に苦いということで実際に確かめてみたが、正直よく分からなかった。苦いと言えばゴーヤをイメージするが、どうやら一般的にイメージする苦味とは違うらしい。実際に確かめてみたが、噛み砕いていくと舌にピリピリと刺激があり、その奥に形容しにくい重みのある味を感じた。これを苦味と表現していいか迷うが、これはニガクリタケで間違いないだろう。
各部位を観察する
カサ
- 饅頭形で平滑、繊維状。硫黄色。
- 味はほのかに苦味っぽいものがあり、舌がピリピリする。猛毒
ヒダ
- 上生~湾生でやや密~やや疎。オリーブ色。
- 幼菌時はクモの巣状の内皮膜をまとう。
- 傷つけると赤く変色する。
柄
- カサと同色で繊維状。細長く、中空。