チャワンタケ目・フクロシトネタケ科・フクロシトネタケ属
Discina perlata
杉の丸太に複数本発生していた。一見キクラゲの仲間に思えるが、軟質でプニプニしている割に柔軟性は皆無ですぐ折れてしまう。春キノコで杉に限定せず針葉樹の朽木に発生するそうだ。書籍「兵庫のキノコ」によると、胃腸系や神経系の毒を持っているらしい。
各部位を観察する
子実層面
- 赤みを帯びた褐色で、無毛平滑~波打つ。成熟するとブラマヨ吉田の肌みたいにブツブツが発生する。
- はじめ茶碗形、しだいに広がり平らに開く。成熟すると縁は外側に反り返るようになる。
外面
- 白色で平滑。古くなると褐色を帯びる。
- 有柄で縦じわがある。柄は3mm~20mmと振り幅があるらしい。
- 子実層面は皮一枚。外面に外皮はなく、むき出しになっている。
毒・におい・味など
- 有毒、胃腸系や神経系。