私、きのこんふぉ。

A blog about my mushrooms collection

ウラベニガサ属

ハラタケ目・ウラベニガサ科・ウラベニガサ属

Pluteus sp.

自信度★★★☆☆ 2023年06月10日撮影

 6月中旬、奈良県にある八経ヶ岳を登山中に広葉樹の朽木から群生していた。カサに微かな繊維紋と小鱗片っぽい痕跡があるのでウラベニタケ(広義)として纏めてしまうか迷ったのが、「カサに対して柄が短く、カサの縁が白色」などネットや図鑑で探しても類似した写真を見つけることができなかったため別種とした。
 イッポンシメジ属か否かだが、材上に生えてカサと柄が分離しやすい特徴を兼ね備えているためウラベニガサ属で間違いないだろう。よくクサウラベニタケと間違えないように注意と記載されているが、なるほど似ている。

各部位を観察する

カサ

  • 径8.5㎝、まんじゅう形のち殆ど平らに開く。
  • 淡褐色で、微かに繊維紋と微細な小鱗片らしきものがある。
  • 水っぽく脆い。カサと柄が分離しやすい。
  • 縁が白色。

ヒダ

  • 離生で密。ヒダ幅○cm、白色のちピンク色。
  • 胞子紋はピンク色。

  • 柄6㎝×1.2㎝、繊維状で上下同径かやや下部が太い。
  • 白色の地にカサと同色~褐色の繊維紋がある。
  • 中実で弾力はあるが脆い。

幼菌