私、きのこんふぉ。

A blog about my mushrooms collection

アミスギタケ

タマチョレイタケ目・タマチョレイタケ科・タマチョレイタケ属

Polyporus arcularius

自信度★★★★★ 2023年8月20日撮影

 広葉樹の丸太に群生していた。カサと柄があるがタマチョレイタケの仲間である。今回は8月に撮影したが、英名が”spring polypore”のように春先から発生するそうだ。和名の由来は「スギタケのようなカサ+裏面が網目状」ということらしい。
 地味な色だが、動物のようなフサフサした表面イグチみたいな管孔、なのにタマチョレイタケの仲間というゴチャゴチャ感が結構気に入っているキノコである。においはキノコ臭、無味だった。

各部位を観察する

カサ

  • 径20~40㎜、扁平だが中央は漏斗状に窪む。ブラックホールみたい。
  • 黄土色~黒茶色のささくれ状鱗片がある。外側ほど密生して濃い。
  • 中心ほど表皮が裂けて練り色の肉が現れ、同心円状の模様になっている。
  • 縁から毛が飛び出ている。フリンジ状。

管孔

  • 顕著な垂生で疎。ヒダ幅〇㎜、練り色。
  • 孔口は長方形で放射状になっている。

  • 柄30㎜×2㎜、繊維状で上下同径。細長い。
  • 暗褐色の微細な鱗片がある。
  • 中実。タマチョレイタケらしく強靭だが、柔軟性を持っている。