イグチ目・イグチ科・キクバナイグチ属
Boletellus aurocontextus
久しぶりに小柿の野外活動センターに行った際に採取したキノコ。展望台に繋がる登山道でアカマツの根っこからポツンと単生していた。食菌として優秀らしいが、青色に変色するのを見るとあまり食べたいと思わない。
原色図鑑でキクバナイグチだと早々に判明したものの、後日閲覧したブログで複数種に分かれたことを知った。大きくキクバナイグチ、ヒビワレキクバナイグチ、コガネキクバナイグチの3種に分かれたようだ。その見分け方の1つが「ひび割れた肉が黄色」なのだが、うっかり記録していなかった(なんてこった!)。しかし、落葉からアカマツが確認できる点や柄の色がワインレッドである点から、コガネキクバナイグチとして問題ないだろう。
各部位を観察する
カサ
- 径33㎜、平たいまんじゅう形。
- 赤褐色の表皮がささくれ状鱗片かつひび割れている。
- ひび割れた隙間からやや黄色の肉がむき出ている。
- 縁と陸続きのツバがある。柄とは離れている。
管孔
- 上生で孔口は大きめ(やや疎)。ヒダ幅〇㎜、黄色。
- 傷つけると青色に変色する。
柄
- 全長70㎜×9㎜、繊維状で上下同径。
- 全体的にワインレッド色だが、管孔付近は黄色。
- 中実。青色に変色する。