イッポンシメジ属（不明種）

ハラタケ目・イッポンシメジ科・イッポンシメジ属

Entoloma sp.

自信度★★★★☆　2023年06月03日撮影

　6月中旬、ゴルフ場横にある雑木林の入り口に2本群生していた。カサにきわめて微細なささくれ状鱗片を持っているのが特徴で、ヒダが直生～湾生で淡いピンク色をしているように見える。きのこらぼfromHOKTOに掲載されているナスコンイッポンシメジのカサと酷似しているのでイッポンシメジ属として間違いないだろう。きのこびとさんの記事からアオエノモミウラタケ亜属かなと見当はついた。

 

各部位を観察する

 

カサ

• 径3.5㎝~4.5㎝、平らに開いている。
• 白色の地に黒色の微細なささくれ状鱗片を纏っている。中心ほど濃い。
• 縁に条線がある。

ヒダ

• 直生～湾生でやや疎。ヒダ幅は0.5㎝、汚白色→淡いピンク色。
• 胞子紋はピンク色。
• 肉が極めて薄い。

柄

• 柄4㎝×0.3㎝、繊維状でややささくれている。
• 黒色で細長く、基部に菌糸を纏っている。
• 上部に少しねじれがある。
• 中空。肉は白色。