ベニタケ目・ベニタケ科・ベニタケ属
Russula sp.
秋に広葉樹付近に発生していた。最初ドクベニタケだと踏んでいたが、同定作業を行うにつれて不適合な箇所が所々見受けられたので、とりあえず不明種とした。
気になるポイントは以下の4点で個体差・成長差でまとめてしまっていいか悩むところである。
- カサの中央につれて色が濃くなる。
- そのような記載はないが、雨などの脱色や個体差の可能性を否めない。
- 縁周辺に粒状線がない。
- 「初め平坦」と記載されているが、もう初めの時期は過ぎているのではないか?
- ヒダが密である。
- 図鑑ではすべて「やや疎」と記載しているが、ブログを拝見すると「密~やや疎」とふり幅がある。しかも図鑑の写真はどっからどう見ても密レベル。なんで?
- 肉が中空や海綿状ではなく、中実である。
- もしかしたら中実→海綿状→中空と変化していくのかも知れない。
各部位を観察する
カサ
- 赤色で中央部ほど黒ずむ。
- 模様は無毛平滑で、縁に条線が”ない”。
ヒダ
- 上生~離生で密。ヒダ色・胞子紋ともに白色。
柄
- 白色でシワ状の縦線がある。中実。